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死者275人を出した西日本豪雨から、6日で1年。
甚大な被害に見舞われた岡山・倉敷市真備町では6日、犠牲者を悼む追悼式が行われた。
多くの尊い命が奪われた、倉敷市真備町。
午前に行われた追悼式では、鎮魂の祈りに包まれた。
真備町を中心に62人が犠牲となった倉敷市の追悼式では、参列者およそ290人が黙とうをささげたあと、遺族を代表して齋藤謙介さんが今の思いを述べた。
豪雨で母を亡くした齋藤さんは、「母からは、身をもって命の大切さ、万が一の備えをしなければならないことを教えてもらい、孫子の代になっても、その教えは生き続けていくこととなりました」と述べた。
この1年間で、人口の1割にあたる、およそ2000人が減少した真備町。
参列者は、復興への誓いを新たにしていた。
災害関連死2人を含む18人が亡くなった広島・坂町でも、慰霊の朝を迎え、西日本豪雨から1年がたった今の心境が語られた。
被災者は、「くよくよしてもしょうがないと言ったら気の毒だけど。前を向いて、遭ったことはしょうがない。今度は何かあったら、外に出ようという気持ち」と話した。
午前9時からは追悼式が営まれ、遺族など、およそ400人が参列して冥福を祈った。
広島県内では、7日にかけて各地で追悼式典が予定されている。
(テレビ新広島)
(岡山放送)
Source : 国内 – Yahoo!ニュース