西日本FH中間決算 減収減益もコロナで貸出金増(産経新聞)

 西日本フィナンシャルホールディングス(FH)が6日に発表した令和2年9月中間連結決算は、一般企業の売上高にあたる経常収益が前年同期比7・3%減の664億円、最終利益が同15・5%減の94億円と減収減益だった。新型コロナウイルスの影響で貸出金残高が増えた一方、営業自粛による手数料収入の減少、信用コストの増加などが下押し要因となった。  傘下の西日本シティ銀行では、資金繰り支援で融資が増えたことによって、同年9月末の貸出金残高は前年同月末比13・6%増の8兆1917億円だった。一方、経済活動の停滞で投資信託などの手数料収入が減少したことにより、FH全体の役務取引等利益が前年同期比9・7%減の93億円となった。信用コストは42億円(同6億円増)。  3年3月期の通期では、最終利益が同13・5%減の175億円とする業績予想を据え置いた。ただ、信用コストは、新型コロナの収束が見通せず経済の先行きが不透明なことから、西日本シティ銀単体で、当初予想から20億円積み増し80億円を見込んだ。  谷川浩道社長は記者会見で「新型コロナの影響を色濃く受けた決算だった。減収減益だが、不透明な経営環境の中で業績は当初予想を上回った」と評価した。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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