「やった!」「おめでとう!」。プロ野球西武のパ・リーグ2連覇に、地元も歓喜した。メットライフドーム(埼玉県所沢市)では24日、球場内の大型スクリーンに野球中継を流すパブリック・ビューイング(PV)を開催。無料で開放された三塁側内野席とグランドに5500人のファンが詰め掛け、優勝の喜びを分かち合った。
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同球場でのPV開催は2011年以来8年ぶり。ファンはスクリーンに映し出された試合展開に合わせ、大きな声援を送り続けた。西武の攻撃時にはスピーカーから登場曲を流す演出も。声を合わせて、応援歌が歌われるなど、本拠地開催時と同じような一体感で盛り上がった。
地元所沢市で育ったファン歴20年の宮田力丸さん(25)は、優勝した瞬間「やった! ミラクルです!」と歓喜の叫びだ。オフに主力が移籍で抜けたため「今年は厳しいんじゃないか」と予想していたというが「西武ファンやってて良かった。本当に良かった。」と興奮した様子だった。
埼玉県朝霞市の大学生、橋本悠梨香さん(20)は夏休みの8月だけで10試合は観戦したという。試合途中は「8月の終わりまでは優勝は考えてませんでした」と冷静に話していたが、優勝が決まると「泣きそうです…感動しました!」と感極まった。橋本さんに誘われたという大学生の柳あさなさん(19)は「初めてで、こんな思いしていいんですかね!」。“野球初観戦”が思い出深いものとなったようだ。
西武は今季、観客動員数が実数発表となった2005年以降、球団最速となる61試合目で150万人を突破するなど、実力とともに人気の高まりも顕著だ。長年のファンはもちろん、若い女性や親子連れなど、幅広い層のファンがこの日の会場にも訪れた。
球団側は優勝決定直後に早速、会場でTシャツなどのV記念のグッズ販売や記念ステッカーの配布を行うなど、優勝ムードをより高めた。【佐藤成】
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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