西表島初のキッチンカー コロナ禍も「いつもそこにある」 目指して

 今夏、世界自然遺産に登録された沖縄県西表島。大原港に近い集落のバナナの木の下に青いキッチンカー「ヤギ」が止まっている。コロナ禍の昨年9月にオープンした、島で初めてのキッチンカーだ。

コロナ禍は、私たちが直面する現実を浮き彫りにし、置き去りにされた課題を可視化しました。31日の衆院選投票日、人々は何を託そうとしているのでしょうか。私たちの現在地を写真でお伝えします。

 午前11時過ぎ、さっそく常連の島のおじいが訪れた。70代の民宿経営者は日替わりメニューのカツ丼を食べて「味がいいからね、毎週来てるよ」と笑顔を見せた。「火曜は定休日の島の飲食店が多いので、今日はお客さんが多いかもしれません」と店主の青柳梨果子さん(30)。訪れた客と会話しながら、自ら改造した車内で八重山そばや牛丼を調理する。座る場所は幅50センチほど、周りに冷蔵庫に電子レンジ、五徳が三つに器や食材などが並ぶ。助手席にはプロパンガスが鎮座する。

 以前は千葉県理学療法士を…

この記事は会員記事です。残り684文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment