沖縄の米軍基地で大規模な新型コロナウイルスの感染が判明した。沖縄本島は基地が点在し、軍関係者は基地外にも住んでおり、日常的に県民と接点がある。だが、米軍は感染者の所属や行動履歴など詳しい情報を明かさず、住民の不安に拍車をかけている。
玉城知事「報告に衝撃」
「第2波がやってきたというくらいの緊張感だ」。11日夕、県庁での対策会議を終えて急きょ記者会見をした玉城デニー知事は危機感をあらわにした。
海兵隊内での感染者は10日までの4日間に相次ぎ確認されていたが、人数が跳ね上がった。玉城氏は「報告内容に衝撃を受けるとともに、県民一丸となって感染防止に取り組むなか、米軍関係者の感染が短期間で多数発生したことは極めて遺憾」「米軍の感染対策に強い疑念を抱かざるを得ない」と強い口調で述べた。
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地元関係者によると、7月4日の米国の独立記念日前後には基地内で数千人規模、基地外でも数百人規模のパーティーがあり、軍関係者や日本人が参加していた。
基地が集中する沖縄本島中部、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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