自宅のタンスにワンピースをしまっている。ビニールで包んで、大切に。
堺市の山岡清子さん(77)は時折取り出しては、娘2人との最後の会話を思い出す。
「それを着て迎えに来て」
また2人に会いたくて、今年も遠く離れた真夏の山に向かう。
ワンピース姿の娘から電話
娘2人と一緒に出かけ、それぞれが気に入ったワンピースを買った。山岡さんが選んだのは、薄手のピンク色。「まだ若いし、似合うと思うよ」と2人に薦められた。38年前のこと。
それから1カ月ほどたった1…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル