自宅で覚醒剤を所持したとして、覚醒剤取締法違反の罪に問われた大阪府内の女性(65)に対し、大阪地裁は13日、無罪判決(求刑懲役3年)を言い渡した。
検察側は、女性の財布から覚醒剤入りの袋が見つかったと主張していたが、発見した府警の捜査員は机に置いた後、一時的に目を離し、最終的に袋は女性宅の床から押収されていた。三沢節史裁判官は、押収した袋は女性の財布から見つかった袋と同一とは言い切れないと指摘し、「女性が所持したと認めるには疑いが残る」と結論づけた。
判決によると、府警淀川署は2022年9月、薬物事件の前科がある人物の出入りがあったなどとして、捜査員8人で女性宅を捜索。そのうち1人が、女性のかばん内の財布から覚醒剤のようなものが入った袋を見つけ、机の上に置いた。
ただ、最終的に押収された袋…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル