原子力規制委員会は15日夜、宛先が見える状態で外部にメールを送信し、メールアドレス111件が漏洩(ろうえい)したと発表した。名前などの個人情報を含むアドレスがどの程度あるのか確認している。
規制委によると、メールは2月に開く説明会の案内。昨年4月に施行された新たな検査制度について、微量の放射性物質を扱う可能性のある自治体の環境センターや、放射性物質を含む鉱物を保管する博物館などを対象に説明する予定だった。
本来、受信者のアドレスを他の人から見えない「BCC」の欄に入れるべきなのに、「TO」の欄に入れて送った。直後に送信した職員が気付いた。規制委では、昨年10月にサイバー攻撃を受けたことが発覚し、従来のメールシステムが使えなくなっている。現在は別のフリーメールを使っているが、職員が扱いに慣れていなかったという。(小坪遊)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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