視覚障害者が特急にはねられ死亡、駅員不在の時間帯 大分・津久見駅

奥正光、倉富竜太

 大分県津久見市のJR津久見駅構内で15日、線路上にいた高齢の女性が特急列車にはねられて死亡する事故があり、女性は視覚障害者だったことが捜査関係者への取材で分かった。事故当時、同駅は駅員が不在の時間帯で、県警は当時の詳しい状況を調べている。

 県警臼杵津久見署によると、15日午後5時50分ごろ、線路上にいた女性が大分発宮崎空港行きの特急にちりん13号(4両編成)にはねられた。女性は同市津久見の無職小島得江さん(82)で、頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。

 特急列車の運転士は「線路からホームへはい上がろうとしていた」と話しているという。ホームには杖が残されており、小島さんがホームから転落したのかどうかなど、状況を詳しく調べている。

 JR九州は経営の合理化を理由に県内でも駅の無人化を進めており、津久見駅は午後3時以降に駅員が不在になる「時間帯無人駅」になっている。(奥正光、倉富竜太)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment