三井新
末端価格約3億4千万円相当の覚醒剤を服に隠して密輸したとして、東京税関はメキシコ国籍で住居不定、職業不詳の男(50)を覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで現行犯逮捕した。警視庁が9日に発表した。認否は明らかにしていない。
警視庁薬物銃器対策課によると、男は何者かと共謀して1月28日、覚醒剤約5・47キロ(末端価格約3億3925万円)をベストや下着に施したポケットに隠し、フランスから羽田空港に密輸した疑いがある。関税法違反(禁制品の輸入未遂)の疑いも持たれている。
同課は男を違法薬物の「運び屋」とみている。同課によると、こうした密輸は新型コロナの水際対策が緩和された2022年10月以降、増えている。羽田空港における20年と21年の摘発件数は1桁だったが23年は30件以上で、今年はすでに6件。東京税関などは水際対策を強化する。(三井新)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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