三井新
覚醒剤を販売したとして、警視庁は、指定暴力団住吉会幸平一家の傘下組織幹部で無職の横田信裕容疑者(55)=東京都練馬区=を覚醒剤取締法違反(営利目的譲渡)の疑いで逮捕し、27日に発表した。認否は明らかにしていない。
薬物銃器対策課は、横田容疑者は神奈川県秦野市に住む母親(81)=覚醒剤取締法違反罪で起訴=ら男女3人と共に、違法薬物を送ったり手渡したりして密売していたとみている。
母親は同課に、「覚醒剤を売るのは悪いことだと知っていたが、信裕はそれで生活していた。ダメだとわかっていたが、かわいい信裕のためにやりました」と供述したという。
覚醒剤、大麻、MDMAを押収 末端価格は3千万円超
横田容疑者の逮捕容疑は昨年7月26日、沖縄県に住む男性(38)に、都内からレターパックで覚醒剤のフェニルメチルアミノプロパン塩酸塩を含む結晶約1グラムを送り、3万円で販売したというもの。
同課は、横田容疑者宅から覚醒剤約222グラム(末端価格約1370万円)、大麻約162グラム(同約97万円)、合成麻薬MDMA2692錠(同約1615万円)を押収。同容疑者らが2022年1月~昨年10月、これらの違法薬物の密売を繰り返していたとみている。(三井新)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル