日本3大カルストの一つ、「平尾台」(北九州市小倉南区)近くで9日、車のタイヤがパンクする被害が相次いだ。福岡県警小倉南署によると、被害は通報しなかった車も含め30台超とみられる。近くの市道に釘が刺さっており、署は器物損壊事件として調べている。
署によると、9日午前11時ごろ、平尾台を訪れた車の運転手から、左の前後輪がパンクしたとの通報が4件相次いだ。現場に駆けつけたミニパトカーもパンク。数時間後、署員が道路の割れ目に刺さった頭部がない釘(長さ約8センチ)2本を見つけて回収した。釘はさらにあった可能性もあるという。これまでに10人ほどが被害届を出した。
平尾台は南北約6キロ、東西約2キロにわたり石灰岩が広がる景勝地。鍾乳洞も複数あり、国の天然記念物にも指定されている。
山形県から今月、北九州総局に着任したばかりの記者(33)も左の前後輪がパンクする被害に遭った。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル