国の緊急事態宣言が愛知、三重、岐阜を含む39県で解除されて初めての週末を迎えた16日、都市部では営業を再開する店舗があり、人通りが戻りつつある光景がみられた。一方、観光地はまだ閑散としており、事業者からは先行きへの不安の声が漏れる。
営業時間を短縮して16日に再開した愛知県美浜町の南知多ビーチランド。「ふれあい日本一」を掲げる同園だが、イルカやペンギンなどに触れるイベントは当面実施せず、えさやりにとどめる。
雨天の影響か、再開初日の客足は伸びず。同県東海市の中学1年、越智晴美さん(13)は自身の誕生日に合わせ、小学6年の深谷野乃季さん(11)と来園した。休園中の4月21日、イルカショーで32年間活躍したハナゴンドウのネオ(推定35歳)が皮膚炎で死んだことを知り、開園すると、ネオの献花台に向かった。
園は来園者にマスクの着用や手指の消毒を呼びかけ、施設内の換気にも気を配る。上妻良則所長は「コロナへの不安はあるが、また来園者に夢と楽しみを提供していきたい」と話した。
名古屋市中心部・栄の地下街は…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル