佐野楓、長谷川潤
北海道・知床半島沖で4月、観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故をめぐり、乗客の家族らが20日夜、オンラインで記者会見を開いた。監督する立場の国の責任に言及するとともに、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長に改めて個別の謝罪を求めた。桂田社長はこれまでの朝日新聞の取材に「事故の責任はすべて私にある」などと述べている。
初めて会見を開いた家族が、謝罪を求める桂田社長。朝日新聞は今月、社長に単独取材しました。事故後に会見して以降、公の場で説明してこなかった本人が、事故の責任について言及しています。記事の後半で、具体的なやり取りを伝えています。
会見は匿名で行われ、有志の家族が音声のみで発言した。乗客・乗員26人のうち20人が死亡し、6人が行方不明となっている事故をめぐり、家族が会見を開くのは初めて。
「行政が責任を取らず、桂田氏も謝罪せず、このまま事件が終わりそうに感じた」。冒頭、家族らは事故から半年が経とうとする今、会見を開いた理由を説明した。その後、事前に報道機関が寄せた質問に答えた。
行政の責任をめぐっては、国…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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