五輪汚職事件をめぐり、贈賄罪を一貫して否定している出版大手「KADOKAWA」前会長・角川歴彦(つぐひこ)被告(79)が、自身への報告などをめぐる社内のやり取りについて「事件を作ろうとしている。これはもうB級小説だ」と批判していることが、関係者への取材で分かった。一方で元専務は前会長との共謀を認める供述をしており、トップの関与をめぐる主張が対立する構図が明らかになった。
KADOKAWA側で逮捕・起訴されたのは、角川前会長と、元専務・芳原世幸(としゆき)(64)、元五輪担当室長の馬庭教二(63)の両被告。3人は、大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者(78)にスポンサー選定などを依頼した謝礼として、元理事の知人・深見和政容疑者(73)が経営する「コモンズ2」にコンサル料名目で賄賂を支払ったとされる。
角川被告「小説でよくあるパターン」と主張
関係者によると、角川前会長…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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