解体予定の中野サンプラザ 思い出映すプロジェクションマッピング

 昨年7月に閉館した「中野サンプラザ」(東京都中野区)の記憶を引き継ぐプロジェクションマッピングが22日、同所で始まった。高さ約92メートルの「中野のランドマーク」に、音楽コンサートや漫画など街をイメージした映像が投影された。24日まで。

 中野サンプラザは、1973年に開館。コンサートホールやボウリング場などが集まった複合施設として、地元で長年愛されてきた。老朽化などで閉館し、新年度中に解体が始まる見込み。28年度には、跡地で、7千人規模の収容人員の大ホールなどを備える複合施設「NAKANOサンプラザシティ(仮称)」の完成をめざしている。

 建物解体の前に多くの人に中野サンプラザの記憶を残してもらおうと、区が企画した。総事業費は約5300万円で、ふるさと納税の寄付金などを充てたという。区民らから寄せられたイラストなども投影された。上映は1回約7分間。23、24日は午後6時45分から8時45分、20分おきに上映する。(本多由佳)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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