記者が走った日本海535キロ 痛みは走って治して、お月様追いかけ

 青森から下関まで日本海側の国道7、8、9号をランニングで走破する「本州縦断フットレース(スポーツエイド・ジャパン主催)」が4~10月に開催された。総距離1550キロ。今年は往復を2人、片道を7人が走破し、3分割した各ステージでは計41人が完走した。52歳の記者は新潟から京都・舞鶴までのR8(535キロ)を108時間31分で走り切った。

 レースは都合のよい時にスタートできる。制限時間720時間で1550キロ(青森~下関)を縦断する種目のほか、R7(青森~新潟、433キロ)、R8(新潟~舞鶴、535キロ)、R9(舞鶴~下関、582キロ)などがある。

 今回挑戦したのは制限時間240時間のR8だ。

 昨年は8月にR7(制限時間216時間)を99時間57分で完走。最後は疲労と寝不足、暑さで街路樹が人間に見え、幻聴も初めて体験したが、全区間制覇を目指し第2弾に行くことにした。

 地図を頼りにコースを進み、チェックポイント通過時に専用フォームで連絡する仕組み。コロナ対策としてワクチン接種やPCR検査についての規定もある。

 天気は変わり、通行止めなどアクシデントもあり、体調の変化も。危険回避や休む場所の確保など頭も体も使う。それが魅力でもある。

52歳の記者は新潟から京都・舞鶴まで535キロを走り切りました。その体験を記事後半で詳しく紹介します。

 10月8日午後2時、JR新…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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