7日から静岡県熱海市で始まった第44期囲碁名人戦七番勝負の第5局は、大注目の一戦です。百戦錬磨の張栩名人(39)を相手にこれまで3連勝しているのは、挑戦者の芝野虎丸八段、19歳。この対局に勝てば、囲碁の七大タイトルで初めて、10代のタイトル保持者が誕生します。若手が台頭しつつあるのは、なにも将棋ばかりではありません。囲碁の世界でも、いま若い世代の関心が高まりつつあるようです。
「虎か猫か」
「ほんまに『虎』か『猫』か、確かめに来ました」。そう笑って話すのは、神戸市の北村恵子さん(63)。9月末に兵庫県宝塚市であった第4局の前夜祭に訪れ、芝野八段との写真撮影の列に並びました。
「猫」というのは、芝野八段の…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル