東北や北陸など日本海側では9日も記録的な大雪となった。同日夕までの24時間降雪量の最大値は新潟県上越市103センチ、富山市57センチ、山形県酒田市45センチ、秋田市35センチなど複数の地点で観測史上最多を記録。福井県では3時間に20センチ程度の短時間での強い雪が降った。積雪の深さも同日夕時点で富山県氷見市で平年の10倍超となった。
9日は強い寒気の影響で全国的に冷え込みも厳しくなった。最低気温は岩手県宮古市で零下24・1度、千葉県我孫子市で零下7・2度、高松市で零下5・6度など、同日夕までに20カ所の観測地点で史上最低を記録した。
強い冬型の気圧配置は10日にかけて続くとみられ、気象庁は引き続き大雪への警戒を呼びかけている。特に北陸では10日朝にかけて、除雪が困難になるほどの積雪になる恐れがあるとして、不要不急の外出を控えることを求めている。
10日午後6時までに予想される24時間降雪量は山地や山沿いの多いところで、北陸100センチ、東海70センチ、近畿60センチ、東北50センチ、中国40センチ、九州北部30センチ、四国25センチ。北陸ではその後の24時間でも60~80センチと予想されている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル