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公職選挙法違反の罪に問われている河井案里被告(47)の裁判に、夫の克行被告(57)が証人として出廷しました。1カ月ぶりの再会でしたが、案里被告は下を向いたままで、2人が目を合わせることはありませんでした。 検察側が、衆議院選挙の選挙区を尋ねたところ、克行被告は「裁判長、弁護人の件、色々とご迷惑をおかけしております。追加の選任の準備を進めております」と検察の質問には答えず、さらに「私自身、訴追されて起訴され、刑事被告人という立場に置かれています。必要なことは自分自身の今後の裁判で申し上げたいと考えています」と述べました。証言拒否は、その後も続きましたが、「案里被告が県議に現金を渡したことを知っているか」と問われると、克行被告は「妻が、どなたにお金を差し上げたか私は知りません」と、共謀して現金を渡したことを否定しました。克行被告が証言中、案里被告は目を閉じて下を向いたり、爪をいじったり、天井をぼーっと見上げていたそうです。 取材を続けているテレビ朝日社会部・司法担当の稲垣耕介記者:「案里被告は、克行被告の言動に関心を向けているようには見えなかった。克行被告は冒頭の手続きで、声のボリュームが印象的。克行被告の一つ一つ細かく詰めていく性格が表れていたのかと感じた。これまで数々の証人尋問を経て、案里被告の裁判は終わりが見えてきた。ただ一方で、克行被告の裁判はこれから再開する予定だが、証人尋問だけでも100人以上見込まれていて、前代未聞の選挙違反事件、まだまだ先は長いなという印象」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース