詐取金、韓国のカジノで消費か 柔道元五輪代表の男を詐欺容疑で逮捕

鈴木逸弘 マハール有仁州 杉江隼

 暗号資産(仮想通貨)の取引をめぐり、知人から現金をだまし取ったとして、千葉県警は29日、福岡県大野城市つつじケ丘2丁目、柔道場経営の丸山顕志容疑者(58)を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。

 丸山容疑者は柔道日本代表として、1992年のバルセロナ五輪に出場していた。県警は、丸山容疑者が詐取した金を韓国のカジノで遊興費として使っていたとみて調べている。

 生活経済課によると、逮捕容疑は2018年7月4~7日、千葉県東金市の会社役員の70代女性に「すごい(暗号資産の)アカウントが手に入りました」「私としても、絶対買いたいと思うのですが、500万円しか出せません」などとうそをつき、現金4千万円をだまし取ったというもの。丸山容疑者は当時、暗号資産のアカウントを保有していたが、これを新たに共同で購入しようと女性に持ちかけ、現金を受け取っていた。

 同課は丸山容疑者が18年3~8月、同様の名目で複数回にわたり、女性から計4億円を受け取ったとみている。(鈴木逸弘、マハール有仁州、杉江隼)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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