吉沢英将
著名人らが加わる警察庁のプロジェクトチーム「ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」(SOS47)に、元乃木坂46の山崎怜奈さんと俳優の町田啓太さんが加わった。6日、2人を特別防犯支援官として迎える委嘱式が東京都内であった。
SOS47には呼びかけ人で特別防犯対策監を務める俳優杉良太郎さんのほか、歌手の伍代夏子さんやTOKIOの城島茂さんらが参加。各地のイベントで特殊詐欺被害防止を呼びかける活動を続けている。
この日の式で山崎さんは被害を防ぐポイントとして「詐欺の電話かもしれないと疑うためにも、知識をつけることが必要」と訴えた。町田さんは若い世代に求められる役割について「身の回りの誰か一人でも多く詐欺の話をするだけで、(知識は)広がっていく」と話した。
警察庁によると、今年1~10月の特殊詐欺の被害件数は昨年の同じ時期と比べて16・6%増の1万3919件。被害額も24・9%増え、280億8千万円にのぼる。
手口別では、親族などを装う「オレオレ詐欺」の被害件数が33・8%増の3320件、架空の未払い料金を請求する「架空料金請求詐欺」が32・6%増の2268件と増加傾向にある。(吉沢英将)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル