山口県阿武町から誤って入金された4630万円のうち400万円を別の口座に振り替えたとして、山口県警が住民の無職田口翔容疑者(24)=同町福田下=を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した事件で、田口容疑者の口座から出金された金のうち約3592万円がカジノサイトの決済代行業者とみられる1口座に振り替えられていたことがわかった。同容疑者の代理人弁護士が明らかにした。
弁護士によると、田口容疑者の口座に誤入金された当日の4月8日から11日にかけて、取引後すぐに口座から引き落とされるデビットカード決済による出金が複数回あり、4月10日から18日にかけて決済代行業者に約130万~約800万円の出金がほぼ連日あった。
決済代行業者は3社で、いずれも海外のカジノサイトとの取引があるとみられるという。出金はそのうちの1社に、誤入金額の約8割にあたる計約3592万円が集中した。1日で700万~800万円が振り替えられた日もあった。
県警は20日、田口容疑者を同容疑で山口地検に送検し、自宅を捜索した。調べに対し、誤入金の金を「ネットカジノで使った」と供述しているといい、県警は複数の出金先について捜査している。
町も田口容疑者の口座から金…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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