週刊誌の記者ら3人に取材で得た情報を漏らしたとして、読売新聞グループ本社は9月30日、元東京本社社会部の男性記者(32)=人事部付=を懲戒解雇処分にすると発表した。前社会部長を出勤停止10日間、編集局総務を譴責(けんせき)の懲戒処分とする。
広報部によると、司法記者クラブに所属していた元記者は昨年8~12月、検察庁内部のセクハラ疑惑を巡って、取材で得た情報を週刊誌の女性記者に漏らしたほか、別の殺人事件に関する発表資料をSNSで送った。また、テレビ局の女性記者や写真週刊誌の男性記者にも事件の情報を伝えていた。情報の漏洩(ろうえい)は3人に対して計11回に及んだという。
元記者は、週刊誌の女性記者と少なくとも7回飲食し、不適切な関係を迫ったこともあったという。調査に対し、「『深い仲になりたい』という下心があった」と説明した。このほか、週刊誌の女性記者や家族との私的な飲食費2回分(約3万4千円)や、タクシー代23回分(約8万4千円)を不正に経費申請して使用したとして、全額返還させる方針だという。
読売新聞東京本社の前木理一…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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