誰が、何のために置いた? 鴨川河川敷にたたずむ地蔵、お引っ越し

 ジョギングを楽しむ人が行き交い、カップルが等間隔で座る京都人憩いの場、鴨川。三条大橋近くの西岸河川敷に、ひっそりと小さなお地蔵さんがたたずんでいる。老朽化した三条大橋周辺の改修に伴って移設されることになり、京都府などが所有者を調べたが、誰が、何のために置いたのか分からず、謎が深まっている。

 地蔵は2体。一つは高さ約60センチで表面が削れていて表情ははっきりしない。もう一つは約40センチで、首から上が欠けている。近くには墓石のような形のものもある。だが、いつ、何の目的で置かれたのか、定かではない。

 地蔵がある鴨川の河川敷を管理する府京都土木事務所の担当者は「記録などはなく、全くわからない」と話す。近くにある瑞泉寺の中川龍学住職(56)は「小学校の時に鴨川で遊んでいたが、少なくともその時から今の場所にあった」。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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