国土交通省による統計不正問題は、17日開会の通常国会で論点の一つとなる。検証委員会が14日に公表した報告書で、国交省の組織的な隠蔽(いんぺい)工作が明らかになったが、動機は不透明だ。国内総生産(GDP)に与えた影響もわからず、6月まで続く国会論戦でどこまで事実関係が明らかになるかが注目される。(岡戸佑樹、柴田秀並、山本孝興、伊藤嘉孝)
検証委の調査では、会計検査院が問題を指摘した後、国交省が組織ぐるみで隠蔽と意図的なデータ改ざんに踏み込んでいく経緯が明らかになった。
「建設工事受注動態統計」の不正を検査院から指摘された直後の2020年1月。省内では、局長級の幹部らも含めて、書き換え行為について対応が協議された。
「一切やめるべきだ」
協議で「一切やめるべき」だとの声が出たにも関わらず、繰り返された国交省の統計不正。記事では、検証委では明らかにしきれなかった問題や課題に迫ります。
「従来どおり合算処理をして…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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