40万人を超す観客でにぎわう長野県諏訪市の諏訪湖祭湖上花火大会が8月15日に開かれる。ただ、我先にと前日から駐車場に押し寄せる観客の車列への対応や周辺道路の渋滞が悩みの種だった。そこで、花火大会の実行委員会が打ち出したのは、駐車場の事前予約制。実行委がアプリ運営会社と手を結び、予約サイトを開設する。
予約制となるのは、ヨットハーバーや小中学校の敷地などを活用する公式の有料臨時駐車場(約2700台分)が中心。予約アプリ運営会社「akippa(アキッパ)」(大阪市)のサイトやアプリで7月3日から予約を受け付ける。
さらに、これだけでは足りないため、同社と提携する諏訪市の保険代理店運営会社「アスト・コンサルティング」が、近隣の民間施設などと交渉し、臨時駐車場を開拓。公式駐車場も含め計約6千台分の確保が目標で、すでに「SUWAガラスの里」が駐車場の提供を決めた。こうした民間分の駐車場は7月17日から予約を受け付ける。
実行委によると、国内でも知名度が高い諏訪湖祭の花火大会は、2019年に約46万人の観客を集めた。その後はコロナ禍で中止や、1日500発ずつを15日間打ち上げる分散開催が続き、通常開催に戻るのは4年ぶり。通常開催に合わせて有料桟敷席を約2万席用意し、第1部では競技花火、第2部では水上スターマインなどを打ち上げる。
駐車料金は事前決済が可能
ただ懸念されるのは駐車場待…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル