論破が得意な人、本当は不器用なのかも 「自分をわかって」の哀愁

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聞き手・岸善樹 聞き手・刀祢館正明 聞き手・田中聡子

 相手を言い負かす「論破」という言葉が、ネットや現実の社会で広がっています。議論に勝敗がつけられ、勝った方を「正しい」と思う風潮が、社会にもたらすものとは?

同じ目線になれず、一方通行に 脚本家の水橋文美江さん

 「論破」が得意な人って、他人とのコミュニケーションがあまりうまくないのかもしれません。哀愁や「さびしさ」も感じてしまいます。

 コミュニケーションが苦手な「コミュ症」の人はどこにでもいます。そんな高校生を描いたNHKのテレビドラマ「古見(こみ)さんは、コミュ症です。」の脚本を書きました。

記事後半では、数々の国会論戦を繰り広げた元衆院議員の辻元清美さんが登場。「大切なのは言葉ではなく、ファクトで論破すること」と語ります。社会学者の倉橋耕平さんは、歴史修正主義を扇動した「論破」文化の問題点について分析します。

 女子高校生の「古見さん」は…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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