京都市上京区の日蓮宗本山・立本寺(りゅうほんじ)で昨年6月になくなった仏像が、ネットオークションサイト「ヤフオク!」に出品されていたことが分かり、約1年ぶりに寺に「帰還」した。寺の貫主名代の三木大雲(だいうん)さん(49)は「家族同然の仏像が、ある日突然なくなり、諸行無常を感じた。月天子(がってんじ)さまは長旅でお疲れなので、今は休ませてあげたい」と話した。
仏像は、月を神格化した月天子の像(木製、高さ約50センチ)。ウサギなどの装飾が施され、約300年前から立本寺にあったとされる。昨年6月に刹堂(せつどう)(鬼子母神堂)で一般公開していたところ、仏像がないことに参拝者が気付き、寺が京都府警に被害届を出した。
行方不明になっていた仏像の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル