各地の一般家庭などに、注文していない種のようなものが国際郵便で届いている問題で、農林水産省が調べたところ、届いているのは少なくとも4種類の植物の種子とみられることがわかった。各地の植物防疫所に寄せられた相談は全国で700件超に上っている。農水省は発送元の特定に向けて調査を続ける。
農水省によると、全国5カ所の植物防疫所には7月30日~8月7日に、個人からを中心に744件の相談があった。北海道から関東を所管する横浜植物防疫所の427件がもっとも多く、神戸(183件)、名古屋(65件)、門司(51件)、那覇(18件)の各植物防疫所が続く。
主な相談内容は、注文していない種が入った白っぽい袋が届いたというもの。必要な検査を受けた「植物検査合格証」が付いたものは確認されていないという。
農水省は、このうち数十件について相談者から実物を入手。種の形などから、イネ属、コスモス属、ヒマワリ属、ネギ属の少なくとも4種類の植物の種とみられることがわかった。種類を特定するため、日本の生態系に影響を与えない隔離された環境で栽培することも検討しているという。
米国は14種類
一方、発送元は依然わかってい…
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル