講師と生徒、間には透明シート 学習塾が対面授業を再開

 新型コロナウイルスの感染警戒が続く中、首都圏で展開する個別指導の学習塾「TOMAS」は、国や都に確認した上で感染防止対策をとって対面での授業を再開している。

 東京都豊島区の池袋校では、それぞれの個室の広さは1・9×1・2メートル。講師と生徒との間に飛沫(ひまつ)感染を防ぐ透明のシートを設置した上で、講師はマスクにフェースガードを着用し、生徒もマスクを着ける。個室は1区画ごと周囲を空けて授業に使っている。

 同塾は国の緊急事態宣言を受けて4月8日から全86校を休校。その後「受験勉強が遅れると不安」「授業を再開してほしい」という生徒や保護者からの声が相次ぎ、希望者を対象に準備ができた教室から順次授業を再開させた。在籍する生徒の半数が既に授業を受けているという。

 受験を控える高校3年生の女子生徒(17)は「自宅学習だけでは集中できない。再開してくれてありがたい」と話した。(藤原伸雄)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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