様々な議論を巻き起こした、ファッション雑誌「ViVi」が展開した自民党の広告キャンペーンサイトが、6月21日に削除されていたことがわかった。このキャンペーンをめぐっては、7月の参議院議員選挙直前であることや、「政治的意図はない」という講談社側の説明に関する批判や疑問が相次いでいた。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】
講談社広報室は、掲載期間が切れたためで、一連の批判などを受けた削除措置ではない、と説明している。
改めて、経緯を振り返る
6月10日夜、ViViの公式アカウントが「みんなはどんな世の中にしたい?」とツイート。
「#自民党2019」「#メッセージTシャツプレゼント」というハッシュタグを記載してツイートすると、13人にTシャツが当たるという内容だ。
ツイートにリンクが貼られているのは、「わたしたちの時代がやってくる!権利平等、動物保護、文化共生。みんなはどんな世の中にしたい?」という自民党のPR記事。
「ViVigirl9人に、どんな社会にして行きたいか聞いてみました」という内容で、モデルたちがそれぞれの思いを一言ずつ語っている。
また、プレゼントされるTシャツの肩部分には、自民党のロゴが入っていることがわかる。
記事の末尾に記載されている問い合わせ先は「#自民党2019」のプロジェクト事務局だ。
「新しい政治の幕開けを宣言する企画」として令和初日に始まったこのプロジェクトは、これまでもファイナルファンタジーなどのキャラクターデザインを手がけた天野喜孝氏がイラストを描いたことで話題を呼んでいた。
リーダーは、自民党選対委員長の甘利明・衆院議員。4月25日にプレスリリースが打たれており、その時点で「“ViVi girl“とコラボレーション」が予定されていることは、明らかにされていた。
「ViVi」は10代~20代の女性をメインターゲットにしたファッション誌。今回のキャンペーンは、若年層を狙った広報戦略の一環と言える。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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