長野県中野市で25日、男女4人が死亡し、猟銃のようなものを持った男が民家に立てこもった事件。不安な夜を過ごした周辺の住民は、発生から12時間がたった26日早朝、容疑者の身柄が確保されたとの知らせに安堵(あんど)した。同市議会の議長に就いていた容疑者の父親は、事件の発生を受けて26日に議員辞職。警察官2人の殉職に、県警の小山巌本部長は会見で「痛恨の極み」と苦しい胸の内を明かした。
容疑者の父は中野市議を辞職
事件発生から一夜明けた26日、小山本部長は「県民の皆様はじめ社会に大変な不安を与える凶悪きわまりない事件」として、犯行の全容解明へ100人態勢の捜査本部を同日付で立ち上げたと明らかにした。
一方、警察官1人に対する殺人の疑いで逮捕された青木政憲容疑者(31)の父親の青木正道・市議会議長は「一身上の都合」として同日、議員辞職願を提出、許可された。
事件の発生後、現場から約1…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル