警官射殺に使われた銃か、母親「受け取った」と説明 長野県警が押収

 長野県中野市で男女4人が殺害された事件で、警察官1人を射殺した疑いで逮捕された青木政憲容疑者(31)の母親が、「自宅に立てこもっている息子から銃を受け取り、逃げ出した後で近くの民家と土蔵の間に置いた」と県警に説明していたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警はこの説明に基づいて押収した銃が、警察官への襲撃に使われたものと同一か調べている。

 捜査関係者によると、青木容疑者は25日午後4時半過ぎ、警察官を襲撃するなどした後、母親らと暮らす自宅に立てこもった。母親は約4時間後の同8時半過ぎに自宅から逃げ出し、警察に保護された。けがはなかった。

 母親が県警にした説明によると、立てこもり中に自殺を図ろうとしている青木容疑者を母親が説得。その間に自殺を手伝うなどと持ちかけて、青木容疑者が所持していた銃を手放させた。

 その後、母親は隙を見て家から脱出。受け取った銃は重く、抱えたまま走ることは困難だったため、近くにある民家と土蔵の間に置いた上で警察官に助けを求めたという。

 県警は、母親の説明通りの場…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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