警察学校同期、居酒屋で大麻所持疑い　兵庫県警、巡査2人を懲戒免職

　大阪市内の居酒屋で大麻を所持したとして、兵庫県警は14日、麻薬特例法違反（共同所持）の疑いで男性巡査2人を書類送検し、懲戒免職処分として発表した。

　2人のうち1人は明石署地域3課巡査の堀本敦史被告（21）。県警の独身寮で乾燥大麻を所持したとして、6月に大麻取締法違反（単純所持）の疑いで現行犯逮捕され、その後に起訴された。

　監察官室によると、堀本被告は警察学校同期の男性巡査（20）と共に昨年12月、大阪市内の居酒屋で大麻リキッド（液状大麻）を所持した疑いがある。男性巡査は「同期に誘われて使った」と供述しているという。男性巡査の寮の自室からは大麻を吸引するパイプが押収され、大麻取締法違反（単純所持）容疑でも書類送検された。

　同室によると、居酒屋には他の同期2人もいたが、この2人は大麻の使用などをしなかったという。植村琢也・同室長は「警察官として言語道断の行為であり、厳正に処分した。職務倫理教養及び身上指導を徹底し、再発防止に努めて参る」とコメントした。（宮島昌英）