兵庫県警の30代男性巡査部長が、不倫相手の警察官に「妻に不倫がばれた」とうそをつき、慰謝料をだまし取ろうとしたとして、減給3カ月(10分の1)の懲戒処分を受けていたことが22日、朝日新聞の情報公開請求でわかった。11月17日付。県警は同日付で詐欺未遂の疑いで書類送検した。
監察官室によると、巡査部長は東播方面の署に勤務していた昨年11月ごろから、別の署に勤める独身の20代女性巡査と不倫関係になった。
今年2月ごろ、「妻に不倫がばれて慰謝料の請求がきている」と巡査に伝え、不倫関係の終わった4月ごろ、妻が巡査に要求してきたとする慰謝料50万円の支払いを求めた。
「お金を払ってくれたらもう連絡せんから」「連絡なかったら(巡査の勤務先の)署に直接連絡する」といった内容の電話やメールも繰り返していたという。
巡査部長は2月に離婚したが妻は不倫を把握しておらず、実際には慰謝料は発生していなかったという。
巡査は支払いを拒否し、上司に相談して発覚した。
巡査部長は県警に対し「だます意図はなく、自分に対する迷惑料として要求した。迷惑をかけて申し訳ない」と説明したという。
中学生踏みつけた警官も
また県警は、職務質問の際に男子中学生を転倒させ、上半身を2~3回踏みつけたとして、阪神方面の署の50代男性巡査部長を11月21日付で本部長訓戒の処分にし、特別公務員暴行陵虐容疑で書類送検した。巡査部長は依願退職した。
職務質問の直前にいったん逃げられたことから「少年の態度に腹が立って、やりすぎました」と話しているという。少年にけがはなかった。(杉山あかり)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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