県は5日、上尾市に住む50代の警察官の男性と、行田市に住む60代の県職員の男性が、新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。県によりますと、警察官の感染は全国で初めてです。
新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、上尾市に住む武南警察署の50代の男性警察官と、行田市に住む県農業技術研究センターの60代の男性職員です。
2人はいずれも先月下旬、38度以上の発熱があり、県内の医療機関を受診しました。その後も発熱が続き県内の別の医療機関を受診し、5日、県衛生研究所でウイルス検査をしたところ、陽性と確認されました。
武漢からのチャーター便で帰国した2人以外で、新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、初めてです。大野知事は「武漢からのチャーター機で帰国された方以外のヒトヒト感染は、初めてのケース。県としても、新たなフェーズに入ったと考えている」と述べました。
県によりますと、50代の警察官は発熱のほかに痰が出る症状があり、現在、入院中で60代の県職員は熱以外の症状はなく、入院するための手続きを進めているということです。2人は症状が出てから、出勤していた時期もあるほか、50代の警察官は症状が出る前日に、東武バンケットホール上尾で80人程度が参加する同窓会に出席していました。
2人に渡航歴はなく、県は感染ルートや濃厚接触者の状況について把握を急いでいます。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース