今回のケースのように警察官としての立場を悪用した犯罪は過去にもあり、そのたびに警察は厳しく批判されてきた。
平成27年には奈良県警の巡査部長が速度違反した女の交通違反をもみ消し、見返りに現金を受け取るなどしたとして、加重収賄などの容疑で逮捕された。
28年5月には、家宅捜索で訪れた住宅に侵入し、女性のわいせつ写真を盗んだとして、兵庫県警が窃盗容疑で同県警の警部補を逮捕。29年4月には、勤務中に高齢男性宅から現金を盗んだとして、大阪府警の巡査が窃盗容疑で逮捕された。巡査は「(男性宅に)大金を保管しているのを知り、盗めば借金を返済できると思ってやった」と容疑を認め、有罪判決を受けた。
30年には風俗店に関する捜査情報を漏洩(ろうえい)する見返りに飲食接待を受けたとして、大阪府警の警察官が逮捕された。
埼玉県警でも同年、病死した男性の遺族に死体検案書の提出手続きに費用がかかると偽って現金を詐取したとして、詐欺などの容疑で同県警の巡査を逮捕。翌年には、遺体が発見された部屋の清掃に費用がかかると偽り、病死した男性の遺族から現金をだまし取ろうとしたとして詐欺未遂容疑で別の巡査も逮捕された。
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment