兵庫県尼崎市で指定暴力団神戸山口組の幹部が射殺された事件について、警察庁の松本光弘次長は28日の記者会見で、「今後の事態の推移に応じ、暴力団対策法の効果的な活用も視野に入れて対応していきたい」と述べた。
事件では神戸山口組と対立する指定暴力団山口組の元関係者とみられる男が逮捕されている。両団体間の抗争に絡んでは関係の事務所に使用制限命令が出ており、警察当局は今後、活動をより厳しく規制できる「特定抗争指定暴力団」に両団体を指定できないか検討を進めていくとみられる。
松本次長は今回の事件について「銃器を使用した大変凶悪な事件で、地域社会にも大きな不安を与えた。全容解明に向け捜査を推進するとともに必要な警戒を行う」と述べた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル