警視庁、警部補2人を処分 酒酔いひき逃げや不正アクセスの容疑

 警視庁は22日、飲酒運転の上でひき逃げ事故を起こしたなどとして、捜査2課の男性警部補(54)を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致傷)や道路交通法違反(酒酔い運転、ひき逃げ)などの疑いで書類送検し、懲戒免職処分としたと発表した。

 人事1課によると、警部補は同僚との飲み会帰りの6月1日夜、東京都日野市内の都道で酒に酔って車を運転。停車中の車両に追突し、その車に乗っていた女性2人にけがを負わせ、そのまま逃げた疑いがある。この直前には約2・5キロ離れた地点で、工事現場の案内看板に衝突して破損させ、通報しなかった疑いもある。

 これとは別に、大崎署警務課の男性警部補(37)が、部内ネットワークに他の職員になりすましてログインしたとして不正アクセス禁止法違反容疑などで書類送検し、戒告処分にしたことも発表した。警部補は22日、辞職したという。

 この警部補は2020年3月~22年4月、ネットワークにログインするための他の職員のアカウントに自分の指紋を追加登録し、約100回にわたりネットワークにアクセスした疑いがある。こうした登録作業の権限は署長や副署長にしか与えられていないが、警部補は副署長の作業を代行したことをきっかけに不正を繰り返していたという。なりすました職員の個人情報をのぞく目的だったと同課はみている。中野浩至

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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