警視庁が日大呼び調査要求、直後に薬物発見 大学側と認識食い違いも

 日本大学アメリカンフットボール部員の薬物事件で、日大が大麻のようなものを見つけたとする7月6日に、警視庁が日大担当者を同庁本部に呼び、調査の徹底を求めていたことが複数の捜査関係者への取材でわかった。日大はこの面会直後に薬物らしきものを見つけたとするが、警視庁への報告は12日後だった。

 日大は8月8日の記者会見で、7月6日の面会の際に警視庁側から「自首させて欲しいと言われた」と説明した。だが捜査関係者によると、この発言はなかったといい、会見内容と警視庁の認識に食い違いが出ている。

 日大の会見では、酒井健夫学長や沢田康広副学長が警視庁側とのやりとりなどを説明した。酒井学長によると、2022年11月下旬に部員の一人から「大麻と思われるものを22年7月ごろに吸った」と申告があり、アメフト部が「警察関係者」に相談。物的証拠がなく4カ月経過しており、大麻かどうか確認できず「立証は困難」と回答があった、という。

 捜査関係者によると、相談を受けたのは警視庁にいる日大OBの警察官で、相談は個人的関係に伴うものだった。この警察官は薬物捜査が専門ではなく、「立証は困難」との発言はしておらず、警察署へ相談するよう伝えたという。

警視庁から「自首させて欲しい」との発言はあったのか

 沢田副学長の説明では、今年…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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