大阪府東大阪市で昨年11月、大阪地検が収容し護送中の車から逃走した被告をかくまったとして、犯人蔵匿などの罪に問われた塗装工荻野侯昇被告(38)に大阪地裁は12日、懲役3年、罰金50万円の判決を言い渡した。求刑は懲役5年、罰金50万円だった。
後藤有己裁判官は判決理由で「被告に助けを求められ約46時間にわたって居宅などに滞在させた。身柄確保を妨げており刑事司法を軽視している」と指摘した。
判決によると、昨年11月9~10日、管理する大阪市住吉区や同市西区の住宅に大植良太郎被告(42)=犯人蔵匿教唆や犯人隠避教唆などの罪で公判中=をかくまい、車を提供した。
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