産業廃棄物の処理を無許可の業者に委託したとして、警視庁は21日、東京都豊島区の職員と元職員で28~69歳の男女計24人と、法人としての区を廃棄物処理法違反(委託基準違反)の疑いで書類送検し、発表した。いずれも容疑を認め、「法律を知らなかった」と供述しているという。
同庁は、処理を請け負った同区の運送会社など7社の役員ら46~76歳の男性7人と、法人としての各社も、同法違反(受託禁止違反)の疑いで書類送検した。いずれも豊島区の出入り業者で、請け負った産廃は許可業者を通じて適正に処理されたという。
生活環境課によると、職員らは2015年3月~18年6月、所属する八つの課で不要になったエアコンやピアノ、卓球台などの産廃116点について、収集や処分を無許可の7社に委託した疑いがある。18年7月の区の調査で発覚した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル