豊橋3人死傷、現場にブレーキ痕なし 故意に突っ込む?

 愛知県豊橋市で27日、除草作業中の作業員ら3人が暴走した乗用車にはねられ死傷した事件で、現場に明らかなブレーキ痕がないことが、捜査関係者への取材でわかった。愛知県警は、殺人未遂容疑で逮捕した会社員青野圭容疑者(27)=静岡県菊川市=が猛スピードで故意に突っ込んだとみて調べている。

 県警によると、青野容疑者は、片側2車線の中央分離帯側車線に立っていた誘導役の警備会社員の夏目喜生さん(46)をはね、止まっていた軽トラックに衝突。夏目さんは歩道沿いのガードレールまではね飛ばされ、頭を強く打ち死亡した。軽トラックの進行方向側にいたパート男性2人は押し出された軽トラックにはね飛ばされ、左手や肋骨(ろっこつ)が折れるけがを負った。青野容疑者は軽トラック前に止まっていた除草ごみ収集車に乗って逃げようとしたが、駆けつけた警察官に取り押さえられたという。

 現場付近では事件直前、青野容疑者の車に似た黒い車が、高速で反対車線を逆走していたことが目撃されている。県警は、猛スピードで逆走した青野容疑者の車が、中央分離帯の切れ目から現場の車線に侵入したとみている。

 青野容疑者は自動車部品などの…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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