FNN.jpプライムオンライン
江藤農林水産相は20日午後に緊急会見し、豚コレラ対策として、豚へのワクチン接種に踏み切る方針を決めたと発表した。
江藤農水相は「現在の防疫指針では、予防的ワクチンの接種ができないので、接種できるよう、防疫指針の改定作業に着手し、メーカーにワクチンの増産依頼をする」と述べた。
農水省は20日午後3時から、豚コレラ対策本部を開き、予防的なワクチン接種を可能にするため、防疫指針を改定する作業に着手する一方、メーカーに対しては、ワクチンを増産するよう要請することを決めた。
2018年9月の発生以降、感染が拡大しているほか、豚の数が多い関東地方に広がる懸念もあることなどから、接種の時期や対象地域などを議論する方針。
農水省は、仮にワクチンを接種した豚肉を食べても、人体には影響ないと説明している。
豚コレラは2018年9月、岐阜市で26年ぶりに感染が確認された。
その後、感染エリアが拡大していき、9月13日には、埼玉・秩父市から出荷された豚からも感染が確認され、関東にまで及んだ。
これまでに8府県82施設にまで広がっている。
このタイミングでのワクチン接種への方針転換。
これまでは、豚肉の輸出にマイナスになるという説明で、ワクチンの接種は見送っていた。
ところが、豚肉の輸出量を見てみると、国内生産量のわずか0.2%。
与党議員からも、対応が遅すぎるのではという声も出ている。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
Leave a Comment