磯部征紀
青森県・八戸港の沖合で11日にパナマ船籍の貨物船が座礁し、船体が折れて油の流出が確認される事故があり、船舶をチャーターする日本郵船などが13日にオンライン会見を開いて経緯を説明した。燃料タンクのうち重油282トンが入ったタンクが破損。大半が海に流出したとみられ、原状回復の見通しは立たないという。
会社側によると、座礁したのは、パナマ船籍「クリムゾン ポラリス」(3万9910トン)で、タイから木材チップを運んでいた。11日午前7時35分ごろ八戸港から北約8キロの沖合で座礁。自力で離礁したが、12日午前4時15分ごろ、船体が割れて油が流出した。21人の乗組員は救助され、けがはなかった。操船は船の所有会社側が行っていた。
管理会社などが流出した油の回収を進めるが、原状回復の時期について具体的なめどはたっていないという。(磯部征紀)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment