販売目的で向精神薬所持の疑いで男を逮捕 10カ月で380回受診か

 販売目的で向精神薬を所持したとして、大阪府警は、大阪市西成区萩之茶屋3丁目の無職、水内雅士容疑者(51)を麻薬取締法違反(営利目的所持)容疑で逮捕し、15日に発表した。「自分で飲むために薬をもらった。知人にあげたことはあるが売ることはない」と否認しているという。

 生活環境課によると、水内容疑者は8月18日、大阪市東住吉区の路上で、向精神薬120錠を販売目的で所持していた疑いがある。医薬品の錠剤を販売目的で許可なく陳列したとして、5月に現行犯逮捕された別の男(41)=同法違反罪で起訴=の捜査から、薬の入手先として水内容疑者が浮上したという。

 同課によると、水内容疑者は、多い月で26病院を計58回受診するなど、今年6月までの約10カ月間に計約380回にわたって医療機関を受診。向精神薬など計約5万3千点の医薬品を処方されていたといい、府警は大半を販売する目的だったとみている。

 水内容疑者は生活保護を受給していたという。大阪市によると、生活保護受給者の医療費は原則、公費で負担される。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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