貯水槽に足首ない遺体 遺棄容疑で2人を逮捕へ 千葉

 千葉県印西市の防火貯水槽内で昨年10月、左足首のない男性の遺体が見つかる事件があり、知人の男2人が遺体を遺棄した疑いが強まったとして、県警は8日にも、2人を死体遺棄容疑で逮捕する方針を固めた。県警はすでに暴力団幹部の男ら男女3人も同容疑で逮捕しているという。捜査関係者への取材でわかった。

 遺体は全身に複数の損傷があったといい、県警は、男らが殺害に関与した可能性も視野に捜査する方針。

 捜査関係者によると、5人は昨年10月21日ごろ、印西市小林の防火貯水槽内に、運送業宮内孝介さん(当時46)=千葉県成田市はなのき台3丁目=の遺体を遺棄した疑いが持たれている。印西市内の別の場所では、切断された宮内さんの左足首と、宮内さんの血液が付着した男らのものとみられる衣服が見つかったという。県警は、男らが宮内さんの左足首を切断し、遺体を貯水槽に遺棄したとみている。

 県警によると、宮内さんの妻が昨年10月24日、「16日に1人で外出後、連絡が取れない」と成田署に行方不明者届を提出。27日には、事情を知る男性から「宮内さんがトラブルに巻き込まれたようだ」と情報提供があり、県警が28日に遺体を発見していた。司法解剖の結果、死因は首の左右の動脈の損傷による出血性ショックの疑いだった。(小木雄太、福冨旅史)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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