賛否が分かれるなか安倍晋三元首相の国葬が27日、営まれた。1967年の吉田茂元首相以来、55年ぶりに行われた国葬をどう見たか。ジャーナリストの津田大介さんと、近現代史研究家の辻田真佐憲さんに聞いた。
津田大介さん 「世論を無視できなかったメディア」
国葬の様子をテレビ中継でくまなく見た。自衛隊の儀仗(ぎじょう)隊が参列し、式典の黙禱(もくとう)時に「国の鎮め」という軍歌が演奏された。保守色が強く、個人葬ならともかく国葬でこうした演出がされたのは違和感があった。
一方、死者を責めないという…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル