贈り物は現金、シャネル… 関電金品受領問題、県職員の証言明らかに

有料記事

小田健司 永井啓子 長屋護

 福井県職員109人が同県高浜町の森山栄治元助役(故人)から金品を受領していた問題で、県は2月29日、県の調査委員会が2019年に職員から聞き取った内容を記録した調査票を報道機関に公開した。313人分の調査票からは、受け取った金品の具体的な内容や、一部の職員が同氏を警戒しながらも贈り物を断れなかった経緯が読み取れる。

 調査は、関西電力の元役員らが森山氏から金品を受領していたことが発覚したのをきっかけに行われた。県が19年に公表した報告書は職員109人が金品を受け取っていたと結論づけた。報告書の元になった調査票の開示を求めた「市民オンブズマン福井」のメンバーに対し、県は大半を黒塗りにして開示した。だが、23年11月、県が非公表としたのは違法だとする名古屋高裁金沢支部の判決が確定。県があらためて開示をやり直したのが今回の調査票だ。

 4年前に黒塗りだった、「元…

この記事は有料記事です。残り1057文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment